雷鳴とふたつ星
」のレビュー

雷鳴とふたつ星

猫野まりこ

暗い話&双子が好きな人は買い

ネタバレ
2017年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 双子、暗い話、シリアス、病み設定が好きな自分にはどストライクでした。全キャラどこかしら病んでます。特に双子にはこれでもかと言う程不幸が襲います。(幼い頃に生き別れ、兄は里親家族から性暴力。弟は引き取られた叔母に疎まれ続け、事故死した後全臓器を病院へ提供)作中何度も心が抉られる悲劇が描かれてますが、主人公が精神的に成長する事によって、最後はハッピーエンドになってます。暗い雰囲気ながらも読後感は不思議と悪くないです。個人的に映画『ラブリーボーン』を観た後の感覚に近いと思いました。表題作とスピンオフが載ってますが、掲載順はスピンオフ→表題作です。スピンオフのラストは表題作とは逆にぞくっとさせる終わり方でした。購入して大満足です!
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