僕等がいた
」のレビュー

僕等がいた

小畑友紀

大人の女性受けは悪いでしょう

ネタバレ
2017年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人気が出すぎて引き伸ばし過ぎ、作者自身が拗らせてしまい、収拾がつかなくなり、最後なんとかまとめたけどファンの賛否は真っ二つ、という、少女漫画によくありがちな作品に堕ちてしまった感。社会に出て長い大人たちの目から見れば、この作品のヒーロー矢野はモラルに欠ける最低男なわけです。善良なヒロインを好き放題傷つけ、最もしてはいけない裏切りをして、なのに最後は馬鹿のつくお人好しヒロインに好き好き言ってハピエン。矢野とビッチ役とが不幸に耐えて来たという言い訳設定も少女漫画の王道で、なんとも臭い。この作品を不愉快と思わず素敵〜!と言っていられるのは17歳くらいまでですかね。
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