このレビューはネタバレを含みます▼
500ページ強あり、かなり読み応えがありました。話を読んでいて終盤までは『この作品☆5評価だな』と思っていたのですが…
ラスト!勿体なさ過ぎる~!!なんで尻切れトンボなんでしょうか?!映画のクライマックスの途中でプッツリ切られた感じが否めません!!
で、結局のところ2人は結婚したんでしょうか?無事に帰ってきたとして公爵の祖父母の反応は?ヒロインを庇って事実上クビになりヒーロー家の使用人になった侍女のその後の処遇は?義姉の手紙を読んだ(渡せていれば)義父と義兄は?そして肝心の父親は~??!!父親どこ行った!(父親を探す話じゃなかったの?)
父親が海賊船でチラッと居た気がしたんですが…それだけで全く話に出てこないし。もしかして2巻を出すのかなぁ。めっちゃモヤモヤします~(T-T)。何もかも丸投げで、登場人物の【起承転】まで丁寧に書いていながら【結】がスッポリと無いんです。
そして、海軍トップで重責を負うヒーローが旅で何か月も長期間仕事をしないで大丈夫だったのか…も、気になります。
ドラマチックなストーリーだっただけに、なんとも勿体ない作品です。せめてSSが船旅中のカードゲーム話じゃなくて、最後に登場人物達がどうなったか書いてくれたら☆5だったのに…。