このレビューはネタバレを含みます▼
懐かしいタイトルに心惹かれて購入。80年代のようやく海外旅行が身近になってきたころのロスが舞台。主人公シャールは、一見正統派の美少年で明るい人気者なのだが、複雑な生い立ちからより深い人間関係を築くのが苦手な一面があります。それをアジア、ヨーロッパ、中東、様々なルーツを持つ登場人物たちとのふれあいを通して、変化していきます。このシャール以外の登場人物のキャラ設定が秀逸でいろんなドラマが見られます。昨今の中東事情やアメリカの人種格差がある中だったらどんなストーリー展開になったのか。そんな興味も抱きます。