星灯りの魔術師と猫かぶり女王
」のレビュー

星灯りの魔術師と猫かぶり女王

小桜けい/den

シリーズ物の第3弾

2017年8月4日
★美貌の独身女王として国中の男性の垂涎の的だが、言い寄る男を信用出来ず辟易していたアナスタシア。落ちぶれ貴族の令息で人畜無害なお人好しライナーの不敬罪を取り消す代わりに、見せ掛けの愛人になれと命令する。命令は一年間のみ、後腐れ無い関係の筈なのに、気付けば愛人としての実地指導まで許す仲になってしまい…政略としてプラスが理由では無く、私は彼を好きなのか分からない。
★「暗殺姫は籠の中」「牙の魔術師と出来損ない令嬢」の続編。「牙の~」脇役の女王陛下が今回のヒロインですが、「牙の~」では怖いイメージだった女王陛下がビックリする程ツンデレだったと言うストーリー。前作との女王陛下のキャラの落差に戸惑いましたが、登場キャラの魅力が其々あり、また前作のヒロインやヒーローが出て来たりで時系列的にも世界観が分かりやすいのでシリーズで読破すればハマると思います。単発作品としては、ストーリーは、ただの二人のすれ違いだけなので盛り上がりに欠けます。天然ヒーローの甘い台詞でヒロイン照れまくり愛されまくりな内容ですので、そういうのが好きな人にはオススメかも。
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