未来のうてな
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未来のうてな

日渡早紀

最初は面白いんですよね

2017年8月5日
名作と言われる『ぼく地球』連載終了後一作目ということで、気合と気負いの感じられる今作ですが、単行本の2巻目くらいまでは面白そうな雰囲気がありつつも、どんどん失速してくんですよね……。やはり通して見てみても、一番の原因は「ヒロイン(鈴鳴苺)にまったく好感を持てない」ということに尽きる気がします。そしてこの子と付き合うせいか、最初からちょっと「こいつはどうなんだ……」と思わせる主人公が成長を見せるどころか更にチャラくなり、メインカップルに嫌悪感すら持ってしまう始末。この二人のせいで全体を通して微妙な出来になってしまっている気がします。メインがこの二人じゃなかったらなー、最後まで面白く読めたのかもしれない。
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