FLESH & BLOOD
」のレビュー

FLESH & BLOOD

松岡なつき/雪舟薫

星4,5→3,5。24巻まで読了(追記)

2017年8月10日
(小説、現24巻まだ連載中)

とりあえず3巻までの感想。
BLに多い1冊読みきりではなく、ガチの続きもの。
長編過ぎて手が出しにくいですが、高評価とパック割引を機会に購入。

先のレビューさんのおっしゃるよう、確かに1巻最初は読みづらい。
なかなか本題に入らず説明が多いし、序章です。
BLに多いページ節約(凝縮したお話)に慣れてると、退屈に感じる。

しかも舞台が16世紀頃?海が活躍する大航海時代。
日本人にはピンときにくい西洋史で、イングランド×スペインの争い&宗派争いの史実を背景にしていて、特別に難しい説明ではないんだけど状況を把握するまでとっつきにくさもある。

2巻以降はその辺のストレスもなくなるので普通に読めて話に入りやすくなります。
特に戦闘シーンがはじまるとドキドキ・ワクワク、その後の展開が面白くなってくる!

負けず嫌いな高校生が主人公。
現代の温室育ちだから過去の荒波に放り込まれてまるで子供。
でもそのヤンチャな生意気っぷりが可愛く、可愛がられてるのが見ていて楽しい(笑)。

3巻まででまだ恋愛色は強くないですが、だんだん想いが形になってきてます。
周囲の伊達な魅力ある男性たちが主人公を可愛がってて、、、これはもしや○角関係になるのか?
と先行きが面白そうです(笑)。
この分だと全巻買いしそう(笑)。

***
<追記、24巻まで読了>
中盤まで楽しく読んでたんですが、なかなか進展しない話にだんだん読むのが億劫に。
趣味的文章?
話のスジは面白いんですが、たぶん作者さんがこの時代がすごくお好きで、いろんな史実を盛り込んでくるのは良いんですが、欲張りすぎ?

説明が簡潔ならまだしも、どうでもいい言葉と混じって長いので、読む集中力が落ちてくる。
舞台が現代過去と変わるけど、その前の話が3冊くらい後で続いてたり。。
同じ内容で半分以下の巻数(文字数)だったらもっと読みやすかっただろうに。

登場人物も多い。
説明臭いからわざと言わせてる感がたまに人形劇を見てるみたい。
主人公が軽率で周囲の命の危険にさらしてるのも幼いマヌケな展開にうつる。。

20巻くらい、開戦すると先行きの展開がドキドキで楽しみになってきます。
24冊も読んだ以上、悔しいので完結まで読みたいけど、ダラダラは嫌だな~。
いらん言葉はぶいて書いて欲しい。。
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