妖艶王に愛された眠り姫
」のレビュー

妖艶王に愛された眠り姫

しみず水都/ことね壱花

お茶目でちょっと面白いヒロイン

ネタバレ
2017年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 268ページでした。『眠り病って何ソレ?』と思ったんですけど…オーロラ姫をイメージして購入してみました。…が、ファンタジー要素は全く無く、ちゃんと現実的なストーリーでした☆彡
序盤の話は…、ヒロインは王女で婚約者がいます。その婚約者がメタボ男なうえに性格が最悪なので、婚約破棄を訴えるも思うようにはなりません。何とか婚約を諦めてもらおうと『眠り病』という妙な事を発案するヒロインですが…読んでみると、なるほど上手く考えたな、と思います!そんな毒を持つヘビなんていたかな?と父王も聞いた時は訝しげにしますが、侍女2人の協力とヒロインの薬草学の知識により、なんとか上手くやっていきます。
話の本題はその2年後から始まります。ヒロインは薬草で作った睡眠薬を飲みながら眠り姫を演じ、ヒーローの国に嫁いできたまでは良かったのに、眠っている自分にキスしたりしてくる美形ヒーローに困惑するハメになります。
着せ替え人形のように可愛がられて、毎晩嬉しそうにやって来ては語りかけてくるなんて想定外でしたが、ヒロインは美人ですが面白くてお茶目なので(笑)けっこう笑えるシーンがありました☆。
ヒーローの問いかけ(独り言)に対してヒロインが寝たまま心の中で返事をするのですが、
『嬉しそうだな』(違うわ、困っているのよ)…などのやり取りがホントに面白いので、ヒロインが主役のストーリーが好きな方にはオススメです☆彡
中盤から寝ているのに飽き飽きしてきたヒロインが下女になりすまして薬草園に行き、そこでヒーローと出会ってしまい…といった感じでどんどん話が展開していきます。超美形の割にはイマイチ存在感が無いヒーローが残念だったので、そこだけー☆1にしておきます!
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!