とにかくキミが。
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とにかくキミが。

菅田うり

少女漫画にしては重い

ネタバレ
2017年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『こんなわたしを…』が面白かったので、購入しました。でも、この作品は、少女漫画にしては、ヒーローとヒロインの背負ってるものが重すぎた気がします。特に、主人公の小糸のトラウマが重すぎて、恋愛要素を楽しめなかった。この漫画を恋愛漫画として描くなら、犯人から謝罪の手紙をもらったところで終わりにした方が、後味が良かった。再犯したことを描かない方がモヤモヤが残らなかった。それに、大芽のトラウマもあっさり乗り越えてしまって、拍子抜けしました。見知らぬ猫が2匹溺れていてどちらを助けるか迷うのと、血の繋がった子供と血の繋がっていない連れ子のどちらを助けるかを迷うのとは、ちょっと意味が違うと思う。そもそも、あの時、お母さんは真っ先にお父さんに助けを呼ぶべきだったし。それから、大芽がバーでバイトしてるところで、「特定の場合を除き、年少者がバーなとで働くことは法律で禁止されています」という注意書が何ヵ所もあり、そんな注意書をするくらいなら、バイト先をバーにするのは止めれば良かったのにと思いました。
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