白銀の騎士団長の過剰な情愛
」のレビュー

白銀の騎士団長の過剰な情愛

すみれ晶/芦原モカ

ホントに過剰な愛

ネタバレ
2017年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 222ページでした。3割ぐらいファンタジーが入っている物語です。“森の中の精霊”や“一角獣”などが出てくるので、内容は違いますが、舞台背景に私はもののけ姫っぽい森をイメージしました(人によると思うけど)。
ストーリーは、一角獣の血筋のヒーローがヒロインを欲して欲してやまない…という一途すぎる純愛を神秘的に描いていると思います。が!…あとがきにもありますが、『真面目におかしいヒーロー』なんです。自身の男性器を『私の角…』と真剣に言ってたりして…なんかウケるんですけど(笑)!!そういうキャラが作者さんの狙いみたいです。
ヒーローに執着されるヒロインは美しい乙女で、こちらはまともなよい娘です(笑)。そして幼なじみの2人の恋路の邪魔になるような脇キャラが何人か出てきますが…意外に悪役は登場しません。みんないい人です。
やっとのことで結ばれた2人のラブや、騎士団長としての活躍ぶりも描かれてありますが、ストーリーの読みどころは“清廉潔白”なヒーローが、横恋慕王子に対して超・雑な扱いをしたり、ヒロインへの独占欲が強過ぎて大人げなくてちょっとおかしくなる所などが面白かったです。
☆ー1は、2人が再会した時からヒーローが敬語に変わってしまった所でかな。私の好みが傲慢系なので(笑)。敬語責めヒーロー好きにオススメします☆彡 ついでに挿し絵はキレイだからイラスト有りは良かったですよ。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!