愛しき花嫁に運命の花束を
」のレビュー

愛しき花嫁に運命の花束を

ゆりの菜櫻/アオイ冬子

国に翻弄される純愛ストーリー

ネタバレ
2017年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 220ページでした。“家出王女の大変なバカンス”では自爆(☆1評価をしました)したのに懲りずに同じ作家さんにチャレンジしました。この作品は良かったです!!“まどろみの寵妃”よりも少し劣るかな?と思うので☆4.5ぐらいです。
ストーリーは、会えなくなってしまった幼なじみと昔交わした結婚の約束を果たす純愛ストーリーです。でも爽やかな感じでは無いです。
ヒーローとヒロインはそれぞれ『紅の国』と『蒼の国』の王女と王子です。話の舞台は、巫女・宗教・聖水・いにしえの血etc.…などが出てきて中近東?とは違うかな、ナウシカみたいなイメージが近いかも。
天変地異が長く起こりヒロインの国がいよいよ滅びそうな危機になる所からストーリーが進んでいきます。基本的にはラブラブで信頼し合っている主人公2人ですが、そこにこれでもか!ぐらい災難が降りかかり、それを乗り越えていくというストーリー展開です。
呪術やヒロインの血筋による能力などが出てくるので、後半はファンタジー要素がありますが、違和感は無かったです。ヒロインは美しく聡明で、ヒーローは優しく逞しいイケメンで…ヒロインが主役といった感じ。ラストはもちろんハッピーエンドですが、淡々とその後が書かれていたので欲を言えばもうちょっと先まで、2人の甘い幸せ生活を読みたかったです☆
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