流血女神伝
」のレビュー

流血女神伝

須賀しのぶ/船戸明里

ファンタジー大河の傑作

ネタバレ
2017年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雪深い山の小さな村に住む猟師の家の少女カリエが、無理やり病気の公子の身代わりにさせられるところから物語が始まります。次々に降りかかる試練に、カリエがどう向き合って乗り越えて行くのか。
カリエが行く先々での国家と政治と神々との関わりが、少女小説の枠に収まらない、ファンタジー大河とも言うべきこの作品の重厚な世界観を作っているのだと思います。
巻数は多いですが、完結作品なので、結末までじっくりと読んで欲しい、オススメ作品です。
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