甘い復讐 淫らな躰
」のレビュー

甘い復讐 淫らな躰

青砥あか

二重三重に想像と違った

ネタバレ
2017年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 150ページでした。600円は高すぎ!割引だったら許せます(;^_^A。そして、なんでこんな表紙なのかなぁ~(苦笑)と、思いますが…中に挿し絵は無かったので良かったです。
想像外だった所はどこかと言うと…まず、着物とか華族とか出てくるから大正ぐらいをイメージしていましたが、現代だったんですね。そしてストーリーは、もっと色々な事が起こる復讐劇かと思ったんですが、登場人物も少なくヒロインが囲われているマンションが舞台になっていて…不器用な2人が気持ちをこじらせちゃったり、誤解したりしながら、最後は無事にラブラブハッピーエンドになる…という話でした。
前半は場所移動もあまり無く、マンションでのやり取りがほとんど。それも意外でした。ヒロインがヒーローの優しさに徐々に気付いていくのは良かったです。が、最初はヒーローがほぼ主役だったのに、いつの間にかヒロインが主役になっていて、実はかなりしたたか者だったというヒロイン。ヒーローの存在感が薄くなったのが残念です。
ページ数が少ないのでラストに起こる事件もバタバタと終わりましたが、もうちょっとヒロインの実家の両親や、ヒーローの不遇な時代などの話を【復讐】というタイトルにちなんで掘り下げてドロドロ描いてくれたら…もうちょっと読み応えがあったかも?と思います☆
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