灰被り姫(しんでれら)異聞 ~愛の雅楽は消え去らない~
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灰被り姫(しんでれら)異聞 ~愛の雅楽は消え去らない~

伊織みな/吉崎ヤスミ

全然シンデレラでは無い

ネタバレ
2017年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 249ページでした。帝の息子兄弟の弟(親王)がヒーローで、兄嫁の女房として宮中に上がった姫がヒロインです。
ある事故で船から川に落ちて溺れてしまったヒロインは、その時に助けてくれた精悍な美男子が忘れられず…、その人の正体が親王と知り、会ってお礼を言いたい一心で女房になることを了承します。傍仕えの相手は悪名高い超・傲慢なお姫様で…権力を笠にしてこれでもか!ぐらいイジメてきます。でも明るく愛らしいヒロインは頑張って理不尽な要求をこなし、そのうちやっとヒーローにも出会う事が出来て…といった感じで話は進んでいきます。
こういう“薄幸の美少女”系の作品は好きなんですが、このヒロインはかなり天真爛漫すぎてシンデレラには全く思えませんでした。宮中に上がった動機も不純だし(^-^;)。あと、ヒーローが話の中盤からヒロインの事を好きになっているんですが、接触も少なかったのに、いつ?どうしてラブラブになったのかが少々不明です。ヒーローがヒロインに惹かれるようなエピソードをもうちょっと書いてもらわないと理解できない…(;^_^A。読んでいて、ちょこちょことそういった『?』が積み重なって☆ー2になりました。それとヒーローがだいぶヘタレです(苦笑)。でも、ヒロインが幼そうに見えて結構強いので、組み合わせれば良いカップルなのかも(笑)☆彡あと、ラブ描写は3回ぐらいで普通でした。
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