世紀のウエディング Ⅳ プリンセスの秘密
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世紀のウエディング Ⅳ プリンセスの秘密

アン・マリー・ウィンストン/麻生歩

モヤつく

2017年9月23日
世紀のウェディングシリーズ『ウィンボロー王国』の第二王女のお話。作中、ヒロインも行方不明の兄をアメリカで探したり、兄が見つかりそうだからと王位継承の責任について深く考えていない等、ちょこちょこ出てくるのに解決しないで終わってモヤつきましたが、これはシリーズ通して兄を探すのがテーマだからなのだそう。シリーズ最後のお話で兄が見つかるようです。
それとは別に、冒頭王女であるヒロインが、まだ何者かも分からないヒーローと出会ってすぐ関係を結んでしまう事にまず違和感を感じ、途中ヒーローがトラウマから疑い深くて何度もヒロインを傷付けますが、それ程ヒーローがウィンボロー王室との関係構築を警戒していたにも拘わらず、冒頭二人が結ばれたあずまやは宮殿内にあると最終的に分かって、え?王室のパーティーにわざわざアメリカから来たの?どういうこと??と、ナゾだらけになってしまいました。
絵が大好きなのでいいのですが、麻生作品の控えめなヒロインの中では異色のタイプかな。
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