このレビューはネタバレを含みます▼
前作は「え?これで終わり?この先どうなるの?」というところで終わり、正直あまり印象には残ってませんでした。
だかしかし!!
好きだった人と付き合ってるという現実に何年たっても戸惑ってるような先生に対し、水沢がいつも先生への揺るぎない愛を持ってどーんと構えてるんです。
高校生の頃は先生が何気なく口にした「大人だから…」という言葉にふてくされていた水沢が、本当に大人になっていってめちゃめちゃいい男になっていってる。
誕生日に時計を送られた先生の涙、それを優しく見つめる水沢。以前だったら照れからからかったりもしたんだろうけど、やさしくハンカチを差し出す大人の水沢にキュンとしました。同時に二人がじっくりと育んできた愛の深さに読んでいてウルウルしました。
これは前作から続けて読んでほしい!心が暖かくなりました。
ただ、これだけ長く付き合ってて、でっかいベッド1つの部屋に二人で住んでいたら、周囲の人たちにはさすがにバレてきそう。特に水沢のお母さんとかはどうなのかな?とか気になりました。
この辺のところも続編でぜひ読みたいな。