被写界深度
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被写界深度

苑生

音楽好きの男の子と写真好きの男の子の話。

2017年9月30日
「上巻~こんな「好き」じゃ だめだろ」
早川と紺野は「屋上友達」。カメラが好きな紺野と音楽を封印している早川。全てにまっすぐな紺野がうらやましくてイライラ。本音を隠してヘラヘラしている早川が気になる紺野。尊敬、羨望、嫉妬、劣等感…。早川目線に描かれています。

「下巻~もう「言い訳」できない」
あれから3年。あの日の紺野を繰り返し思い出す早川。最後に屋上で見た早川の顔が、ずっと頭から離れない…。そして再会。紺野目線のお話から始まります。

「いれるいれないの話」描き下ろし 6ページ
いれてもらえないお話。

「ある日の後戯」描き下ろし 3ページ
ある朝、目覚めた紺野は…。寝癖がいい。

この作品、素敵な表紙を見たときから購入を決めていました。上下同時発売という濃いであろうはずの内容も楽しみで。結果、もう大正解でした!!昨夜じっくり読んだのに、今も頭の中で何度も反芻しています。今夜もまた読み直ししたい欲求でいっぱい。とにかく二人の心情がとても丁寧。描き方もすごくリアリティーを感じます。寝癖とかも良かった。描写もくっきりはっきりで驚きました。線でちょい隠しです。…ドキドキ!まだ完全にできてはいませんが、十分な満足感があります。この作品、紙で上下巻購入すると、小冊子が全員プレゼントなんですね!(応募締切2017/11/30消印有効)ああ、購入しちゃいそう…。また、ihr HertZ 2017年9月号に「被写界深度#0ボーイミーツボーイ」が掲載されているとのこと。こちらもチェックです!今後も楽しみな作家さん!気が早いけど、もう次回作が待ち遠しいー!!
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