丸木さんらしい安定のヤンデレ攻め





2017年10月4日
ヤンデレ攻めのドロドロ感が特徴の丸木さんですが本作もその個性が遺憾無く発揮されてます。いじめっ子×いじめられっ子、パワハラめいたスキンシップや同意のないエッチなどが萌えツボなので、期待通りの展開を楽しめました。特に中盤、豹変した攻めに怒りや恐怖を覚え追い詰められる受けの描写が不憫で良かったです。受けが基本的に尖って暗い性格だし、攻めもデリカシーのない強引さなので甘々展開やラブラブなエロを求めるとイマイチかもしれません。快楽堕ちするのが早かったのが個人的には残念ですがBLの展開的には王道なので仕方ないのかな。このタイトルとテーマなら最後まで受けが抵抗して互いに折り合わない苦い展開でも良かったと思います。そういう意味では割と普通のストーリーで特筆する異様さはないので少し残念でした。丸木作品や他のダークヤンデレを読み慣れた人には「ここまでやったのならもっと突き抜けて欲しい!」と思う軽さで止まってるかも。

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aa さん
(女性/40代) 総レビュー数:132件