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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


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手芸×スケバンが斬新。可愛いし面白い。2024年1月8日手芸が好きなので購入。絵も話もとても綺麗でかわいいです。手芸と昭和ヤンキーという一風変わった組み合わせですが3巻という短さでキャラも起承転結もテーマも丁寧にしっかり描き切ってます。いわゆる打ち切りエンド、投げっぱなしエンドではありません。
作中に出てくる手芸作品はどれも可愛く綺麗で実物があったら是非、見てみたいし買いたい、作りたい!と思うものばかりでした。残念なのは3巻で終わってしまったところです。
テンポはとても良いのですが、手芸の掘り下げ、熱い甲子園、昭和ヤンキーあるある、個性的なキャラとの出会い、不良同士の喧嘩バトル、ラブコメ…と盛りだくさんなせいか、やや駆け足気味というか詰め込み感があります。是非もっと長くじっくり読みたかったです。
とても面白いし興味を惹くので長期連載や続刊で続けられたはず、メディア化や今年の話題の顔漫画になっても良いレベルの良作だったのでは?と思いました。
できれば3巻でまとめず10巻くらい伸ばしてそれぞれのエピソードや掘り下げを十分に描写して欲しかったと悔やまれる魅力がありました。最初から短期間連載の企画だったのかな。
出版、編集や漫画家さんとの事情は読み手には計れませんが、彼らの活躍をもっと見たかった自分としては少し寂しいし、とても勿体無く感じます。
読後感はとても爽やかですし、手芸への造詣、ハラハラ展開、クスリと笑える描写もたくさんあり手芸が好きな人なら楽しめると思います。ただ作風的に時代錯誤感のあるヤンキー、ギャグっぽくカミソリで脅す、学生モブがタバコを吸うなどのネタが微妙に入るのでそういうのが苦手な人は注意かもしれません。
(一般的な不良漫画に比べたら超ソフトだし、危険な薬や飲酒、ガチの反社行為、R18なセクハラや不純交友、エロ場面は一切ないので安心して読めます。)
80年代?が時代設定なのかネットやスマホやSNSなども出てこない学生ものなのでそれらに慣れてる現代の感覚だと不思議に感じるかもしれません。
作者の方が手芸スケバンを思いつきの勢いだけウケ狙いで描いたのではなく、きちんと情熱と目標をもって丁寧に執筆されたのが伝わる漫画でした。特に手芸や創作に対するキャラ達の強いこだわりや熱い心情に作者の熱意をそのまま感じます!
初見作品でしたが、実力の高い作家さんだと思うので次回作も楽しみにしてますし、こちらの続編があれば是非読みたいです。 -
めっちゃ短い。短いのに値段高すぎる。2023年6月7日ジョジョファン・岸辺露伴推し、または荒木信者向け。評価高すぎたので騙された感ありますw高評価なのはファンだから、と最初に気づくべきだった。サンプル増量してて続きが気になったから購入したけど全部で140P程度でサンプルが既に半分くらいだったので70Pに800円強は高かったなあと…。そこまで面白いわけでもないし。ジョジョ好きな人なら良いと思います。あと映画もやってるので便乗で原作も抑えておきたい人。私は単に美術ミステリーっぽさに興味を持って買っただけなので(露伴も特に好きキャラじゃない)そもそもこの作品向けの読者でなかったなと。買って失敗しました。もとが単独ムックの冊子でもっと高かったのかな、多分値段は適正だと思うんですが特にファンでも信者でもない自分には価格に対しての作品魅力やP数の満足度はなかったです。カラーっつってもごく普通のよくあるモノクロ漫画をデジタル彩色しただけ〜な地味カラーだったしこれと言って…。この価格なら他の漫画買えば良かった。ジョジョは多少読んでるけど特にファンでもないって人にはお勧めしません。内容はまあ、いつものジョジョって感じです。悪くはないですけど短い分、ハードなスタンドバトルや巧妙な頭脳戦はないので本編レベルの熱い戦闘を期待するとがっかりします。岸辺露伴を楽しむ漫画ですね。
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ファンタジーからSF展開。戦闘が解り難い2020年9月15日最初のファンタジー感と牧歌的な雰囲気はなくなり後半から鬱めいた哲学的要素もからむSF展開に。絵柄や描写などかなり癖があり、わかりにくい箇所もあるため、人によって好みが分かれそう。特に戦闘シーンは敵が何をして味方がどうなったか?何がどう起こってるのか?など本当にわかりにくい。バトル描写が苦手なら無理に入れなくていいのではと感じました。宝石を下地としたキャラもメインの数名のみ活躍で他のキャラはモブ空気なのでカラー見開きにあるキャラ紹介が無意味に感じます。28人もいる意味を感じなかった。ダメな人は無料や立ち読みでスルーするのは明白で、「最初からこの作風が好き」という人しかついていかないのでこの高レビューなのかなと思いました。独創性、世界観などのセンスは光っています。上記の難があり漫画としては高評価しづらいですが、ストーリーは面白いと思います。
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絵画説明が多いのに画像が収録されていない2020年3月10日レビュー題通り、絵画の画像が見れないため本音を言うと☆1評価。(今後のアプデや改善で画像が見れるようになれば☆4)文のみの内容に絞れば不満はないので中間をとって☆3評価にしました。かの「怖い絵」執筆をされた方の著書。怖い絵からの派生でこちらに興味を持ちました。去年購入した時は画像が収録されていたのですが今改めて見ると画像が見られなくなっています。(もしかしたら私の記憶違いで最初から絵画画像が入ってなかったかも。デジタル版しかもってないので文庫版でも収録されてないのであれば仕方ないのですが、その場合でも絵画説明が分かりにくくて残念だと思います)美術絵画の詳細な説明や感性に訴えかける絶妙な切り口の文体が売りの作者なだけにその個性の一端を担う肝心の絵画が見れないため堪能しきれません。「肖像画を見て欲しい。〜のように描かれている部分が〜」といった具合に、絵に対して懇切丁寧な評説があるけど画像が収録されてないので何のことやら…といった感じ。基本的に王宮を描いた高名な絵画なので自力で検索できなくはないですが…。この本に限らず画像ありきの作品は今後の著作権やデジタル書籍の権限変更に伴い閲覧制限がかかるかもしれないので、実本で購入した方が良いかもしれません。内容自体は「怖い絵」シリーズで発揮されてる筆力と歴史知見をふんだんに披露されていて読み応えはあります。
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試合の臨場感と人間ドラマが素晴らしい2019年11月26日味方も敵もキャラクターが個性的で人と人が織りなすヒューマンドラマに惹きつけられます。サッカーの知識がなくても引き込まれる面白さなのでサッカー苦手な人にこそ読んでほしい!コミカルでポップな絵柄ですが、試合の臨場感やシーン描写、画面構成が巧みでハンパな写実系なタッチの漫画より迫力を感じます。本当に中継を見ているみたい
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日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典
知識や教養にはならないただの娯楽マンガ2018年2月11日歴史背景に多少は触れてるものの純粋な文学知識や、作品鑑賞の内容は皆無です。清少納言は強気な性格だった、紫式部はコミュ障だった、藤原道長は運で出世した…など週刊誌のゴシップレベルの内容で「日本人なら知っておきたい〜文学」とタイトル負け全開の題をつけることに素直に感嘆しました(褒めてません)…。ただの暇つぶしの読み物としてならともかく、タイトルを信じて知識や古典文学の補填情報を目的とするならお金の無駄なのでおすすめしません。古典を全てマスターし多少のネタ情報すら笑って許せる知識豊富な方か、大して古典に思い入れがなく何でも流せる興味の薄い方、どちらかなら楽しめるかと思います(そういった方があえてこの本を購入するか疑問ですが) -
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期待値に届かない凡作2018年1月22日記憶喪失のふりをして、攻めと付き合うという出だしの展開は、他に見ないものだったため興味を惹かれ購入。つかみは個性的で面白そうに感じたのですが、最初の勢いだけで、中盤以降はどこにでもありそうなごく普通の生ぬるい浅いBLものでした。ここまで、舞台設定しておいて本当にフツー。値引き価格300円ほどだったのでツマラン程度で済みましたが定価だったら腹立つレベルで面白くなかったです。もっと練って凝った深いストーリーにもできた要素があったろうにもったいなく感じます。作家の力不足なのであれば素直に残念です。
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外伝的なSFロボット漫画。2018年1月18日元の原作を知らず、表紙買いで購読しました。細かな設定や裏ストーリーはよくわからないですが、キャラも個性的、絵も上手くて綺麗なのでエンタメ作品としてさらっと読むぶんには満足でした。ただ細かい話や何故そのオチなのか?などはわからずじまいだし、設定説明、語録など理解がややこしい。この「作品単独できっちりと、ストーリーや奥深い設定を堪能したい」という方には消化不良なのはマイナス点かな。
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農業高校の青春とサクセスストーリー2018年1月18日爽やかで前向きな気分になれる青春漫画!夜中に読むと飯テロになるのでご注意ください。農業界に触れることはあまりないので未知の世界でしたがキャラも個性的、熱い展開にのめり込みました。
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可愛い王道定番BL2018年1月18日20年昔に発行されたBL書籍です。今読むと、時代差による多少の違和感はあるかもしれません。明るくライトな切り口で受けの天然無邪気系なキャラがとにかく可愛いです。愛され系受けが好きな方や総受け好きな方にはオススメ!
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病弱不憫受けのメロドラマもの。2018年1月15日韓流ドラマのような、受けに対して辛い運命が怒涛のように押し寄せます。健気で儚い病弱+孤独+不憫受けの辛い展開のメロドラマが読みたい!という方には最適だと思います。惜しむらくは攻めがあまり魅力的でないというか、これといって強烈な個性や面白みがないのが残念でした。とはいえ、これは不憫受けの健気っぷりを堪能する作品で受け以外は舞台装置と思えば特に違和感ありません。受けに男臭さ皆無で女の子のように儚いので(芯はありますが)それがダメな方はダメかもしれません。王宮ものの時代風ファンタジーですが、とてもライトな文体で読みやすく、サクサク読めたのも◎。そのぶん、硬さや重厚感がないので本格歴史風の雰囲気を求めると軽すぎるかも。個人的には攻めがもっと個性的で、悲恋もの要素がもっとあれば☆4くらいでした。
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オメガバ3Pが新鮮でした2017年10月22日穏やかで誠実なβ攻めがすごく好みのキャラでした。欲情する体と心の不一致、寝取られ展開など個人的な萌え要素が詰まってたので満足です。
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切なく可愛い3Pもの2017年10月22日あらすじがアホっぽくてつい購読しましたがシュールかつコミカル、テンポもよく甘々の3Pエロも随所にありとても楽しめました。明るい3Pが好きな方には是非読んでほしいです。
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甘々前提の両片思いもの2017年10月16日わざとそういう作風にしてるのかもしれませんがキャラ設定や喋り方などが少し古臭いというか、古典的なBL小説を読んでいるような印象でした。こういう昔ながらのハーレクインのような作風が好きな方もいるので好みなら良いと思います。ストーリ的に攻めがかなり紳士というか受けに優しくて、受けが超甘やかされてるにも関わらず勝手に拗ねてるだけ、素直になれないだけ、のような展開であまり読んでて気分が盛り上がりませんでした。甘々前提のすれ違い風の優しい両思いものが読みたい方向けです。自分はもっとハードな緩急やドロドロな心理描写があるかと期待したのでイマイチでした。
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読みやすい甘めBL2017年10月15日馴れ初めはトラブル系Hで、攻めが傲岸不遜キャラや、セレブ、冷たいクールキャラではなく等身大のビジネスマンだったのが個人的に好みでした。受けもちょっと鈍臭いところのある可愛い健気タイプ、可愛いハピエン安心感のある話で万人向けです。
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水原さんらしい作風の名作2017年10月14日全体的なハードボイルド感、受けの苦しく辛い環境、暴行展開…など水原さんの個性や特徴が発揮された作品です。すこし前の作品ですが最近のものより面白いと思いました。痛々しさや切なさのあるBLを求める方にはぴったりです。
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天然おぼっちゃま受けが新鮮2017年10月14日キャラの会話やストーリの端々はコミカルなのですが、基盤のストーリーは切なさ、山場もしっかりした緩急ある内容でした。受けが世間ズレした天然御曹司というのがなかなか新鮮で楽しく読めました!
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積年の切ない想いが綴られた純愛もの2017年10月7日医療系BL+切ない純愛もの。硬めの文体と丁寧な心理描写、少しくどいかなとも思えるような詳細な医療現場の説明…全体的に骨太で厚みのある小説でした。キャラクターの心理やお仕事BLものとしての舞台背景など綿密な書き込みが印象的。受け攻め共に長くすれ違い、時に「焦れったい、女々しい、未練がましい」といったネガティブに感じる箇所もありますがそれも作品の醍醐味として楽しめました。エロはほとんどありませんが、静謐でもどかしい純粋な恋愛描写を読みたい方にはぴったりです。不器用+受けに対してソフトな対応の攻め・ひたすら待つ健気受けなど、落ち着いたカプが好みの方には特におすすめします。
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中華風の王宮BL+超ワンコ攻め(従者)!2017年10月7日主従ものが好物なので作家買い。王道だと、従者が理知的で慇懃無礼な敬語攻め…なことが多いのですが本作はすごく庶民的なワンコ攻めでした。裏表のない陽キャラで、理知的クール・腹黒ヤンデレとは真逆のタイプでしたが、とにかく受け大好きなのが伝わって来てすごく可愛かったです。受けも最初は高潔タイプのツンキャラなのですが話が進むにつれ、印象も変わってきます。王宮定番の陰謀も組み込まれており読み応えがありました。カプ萌え、BLストーリーどちらの視点でも面白かったです。礼儀正しい王道タイプのエリート従者を求める方には合いませんが、ただの村人のような直情型ワンコ攻めは新鮮で「こういうのもありだなあ」と楽しめました。
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甘々ケモミミの王道2017年10月7日ツン2デレ8くらいの割合のクール美形なセレブ攻めと、健気な雑種受けの王道展開。あらすじを読んで萌属性にピンと来た人や展開を予想して購入する人の期待を裏切らない王道の可愛い作品でした。こういった内容の王道お約束ものが好きなら損はしません。逆に言うと、こういう作品を読み慣れて飽きている方や甘々なBLはつまらない、妊娠ものが嫌いという方にはあまりおすすめできません。
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しっとりしたサスペンス風BL2017年10月7日私の好みでとても良かったです。記憶喪失の受けが攻めに庇護される…という始まりですが受けを取り巻く環境の謎やハッキリしないおぼつかなさが独特の不協和音を響かせています。推理サスペンス風の心理ドラマに引き込まれました。わかりやすい囲われもの、ラブラブな新婚もの、みんなが幸せな大団円ハピエンを期待する人には向きませんが「後味の悪さのあるストーリー、ビターエンド」が好きな方にはすごくおすすめです。現代物ではないので、時代情緒ある設定や読みやすい文体、ミステリアスな受けと攻め、という全体的な要素もとても素晴らしかったです。
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医療お仕事BLとしては◎。萌え的には△2017年10月5日個人的に好みではなかった、という理由での低評価ですがお仕事BLとしての作品クオリティは高いと思います。「暴君」とありますが仕事熱心なため厳しくなりがちで、態度や口が少し悪いだけの紳士攻めでした。根は優しくて受けに矢印向いてるけど、ぶっきらぼうな古典的少女漫画ヒーロータイプです。受けは優秀だけど奥手で小動物のような健気地味系。受けが素直に愛される甘々展開を求めていて、医療系BL定番が好きでカプ属性が好みに合う方にはおすすめです。
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丸木さんらしい安定のヤンデレ攻め2017年10月4日ヤンデレ攻めのドロドロ感が特徴の丸木さんですが本作もその個性が遺憾無く発揮されてます。いじめっ子×いじめられっ子、パワハラめいたスキンシップや同意のないエッチなどが萌えツボなので、期待通りの展開を楽しめました。特に中盤、豹変した攻めに怒りや恐怖を覚え追い詰められる受けの描写が不憫で良かったです。受けが基本的に尖って暗い性格だし、攻めもデリカシーのない強引さなので甘々展開やラブラブなエロを求めるとイマイチかもしれません。快楽堕ちするのが早かったのが個人的には残念ですがBLの展開的には王道なので仕方ないのかな。このタイトルとテーマなら最後まで受けが抵抗して互いに折り合わない苦い展開でも良かったと思います。そういう意味では割と普通のストーリーで特筆する異様さはないので少し残念でした。丸木作品や他のダークヤンデレを読み慣れた人には「ここまでやったのならもっと突き抜けて欲しい!」と思う軽さで止まってるかも。
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等身大の攻めの包容力と拗らせ系の健気受け2017年10月4日甘々カプは普段避けてるのですがこちらは文句なしに☆10!年の差カプ、理知的美人だけどちょっと抜けてるこじらせ系健気受け、等身大の包容力やごく普通の男らしさが魅力の現場系ワーカーの年上攻め…とすごく好みの設定でした。展開も紆余曲折ありストーリーに引き込まれたっぷり堪能できました。切なかったりハラハラしたりシュールコミカルな中にも萌えやエロも盛り込まれておりとても満足です。個人的に金持ちセレブで受けのことを何でも許す典型的スパダリなハイスペ攻め様に白けるタチなのでごく普通、でもカッコいい本作の攻めがとても理想的でした!
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ヘタレ草食攻めが好きならぜひ!2017年10月3日ヘタレ攻め好きな私にとっては非常に楽しめました。攻めの温度差や押したり引いたりの無自覚駆け引きに困惑する受けがもどかしかったです。健気っぽいながらも基本は自我がしっかりしてて気の強い受けも良かった。
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受けを軽んじてた攻めが絆されていくのが◎2017年10月3日傲慢なモテ男攻めが一見冴えない受けを軽んじてたのにだんだん惹かれていく、というほだされ展開が好みドンピシャでした。神香うららさんが好きな方とかは好みなストーリーなのではないでしょうか。ちょっと頼りなく野暮ったい健気受けも可愛かったです。
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スピンオフもの…??定番お約束BL2017年10月2日メインカプの他にサブカプがすごく絡んでくるのですがスピンオフものなのでしょうか。サブカプの受けや攻めが出張ってくるので気がそれてしまいメインカプのストーリーに集中できませんでした。メインカプの方もお約束通りすぎる特にひねりや個性のない展開にも関わらず、肝心のメインキャラ描写がサブカプのでしゃばりで希薄になる…というイマイチな作品でした。お約束ど定番ならメインカプの描写や心の機微をどれだけ丁寧かつ繊細に描くかが問われるかと思うのですが、それすら他カプの介入によりザツになり、購入したことを後悔しました。
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適度にハードで甘い展開2017年10月1日作家買いです。あらすじでドロドロなハードBLかなと思いましたがさじ加減が絶妙で、万人向けの甘めの伝記ファンタジーBLでした。鬼の説明や幼馴染の過去の経緯などは断片的なので少し不可解な点もありますが説明に尺を取らずBL展開のみに集中できる萌えファンタジーものと割り切ると楽しめました。個人的には購入して良かったです。表紙のイメージのキツめのキチク攻めを期待すると物足りないかもしれません。
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王道すれ違いの甘めBL2017年9月18日イギリス、パブリックスクールが舞台のすれ違いBL。教員として働く真面目系健気受けと、王子様みたいなキラキラ美形の執着攻めの王道BL。攻めが紳士かつ上品ながらも適度にヤンデレ風の執着を見せるので強引な攻めに翻弄される黒髪受けが好き!と言う方にはツボにドンピシャかと思います。官能要素はあまりなく控えめであっさりとしたエロなので、肉体的な絡みそのものよりも心理描写や追うもの追われるもの的な恋愛描写を楽しみたい方向け。
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独特の情緒と閉塞的な陰鬱感☆2017年9月18日童話「赤いろうそくと人魚」を連想させる、美しい鬱感のある物語です。灯台に幽閉された盲目の健気受けと、下男の無骨攻め、無体な本家の嫡男(サブ攻め)が織りなす愛憎劇。耽美で退廃的、時代情緒あふれる古風な世界観、独特の詩的な文体、仄暗い陰鬱な閉塞感、どう抗ってもやるせない過酷な運命、痛く切ない中に滲む官能や甘さ…などこういった痛々しい雰囲気やストーリーが好きな方には堪らない設定がふんだんに盛り込まれてます。物語に引き込まれ、レトロなメロドラマ時代映画を見ていたかのような不思議な読後感を堪能できました。難を言うなら、時代小説風の純文学を意識した独特の文体や比喩的、詩的表現が多く普通のBLだと思うと読みにくさに閉口するかもしれません(その読みにくさが雰囲気づくりに一役買ってるので悪いとはいいきれないですが)。また受けや攻めが辛い思いをする、暗く重たいストーリーなので痛い話が苦手な方にも向いてません。こういった耽美で痛々しい時代BLはあまりないので、内容+希少性に☆4です。
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あらすじ通りのセレブ()なビジネスマンBL2017年9月16日それ以下でもそれ以上でもなく、シンデレラストーリーのように順風満帆のセレブ有能ビジネスマンのBL模様です。ハラハラする山もピンチもなくぬるま湯のような展開が続く。あらすじで説明していることを本文100P以上使って説明しているので退屈でした。スーパー有能セレブが恋に仕事に奮闘するようなハーレクイン系や海外ドラマのBL版!と割り切って読むと楽しいかもしれませんが、そのテーマゆえ話にリアリティがなく私は萌えませんでした。会社仕事を知らない腐女子が夢をつめこみすぎた有能セレブ()ストーリーのようで、読んでて恥ずかしくなるというか。アラブものやファンタジー王宮ものくらいに現実離れしてたら楽しめたのかもしれません。もっと地に足のついた現実感のあるビジネスストーリー展開の方が私には好みのようです。過去の水原さんの作品であまりそういうものがないため、迂闊に作家買いしましたがこの作品は私にはあいませんでした。ハードなエロも執着攻めのねちっこい心理描写も健気受けの切ない機微も無く、何もかも物足りません。もっと吟味すればよかったと後悔してます。
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攻めの溺愛ぶりを楽しむBL2017年9月16日タイトル通りです。不幸な境遇にいるどん底な受け、決別した過去の気まずいこだわりや、将来の不安、約束の曖昧さ…などをすべて溺愛攻めが包容力で受け止めます。不憫受け、包容力+幼馴染攻めが好きな方にはおすすめです。個人的にはとてもじれったく甘々切ない王道展開を楽しめました
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可愛甘々BL2017年9月16日キツネ一族の確執がベースになりますがその辺は読み飛ばしてました。同棲、子育て、逃避行、新婚並みの甘々を堪能しました。天然な健気受け、強面だけど優しい攻めの王道カプでした
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切なく痛々しいけど最後にじーんと来る良作2017年9月10日ダメ男にばかりひっかかる不憫受けが、逆境や片恋に耐えつつ本当の幸せ(恋人)を手に入れる切ないシリアス。不幸のデパートのような健気+不憫体質な受けですが天然入った無邪気な性格のためドロドロした暗さはあまりありません。医師(攻め)の方も色々と抱えており互いの拗らせっぷり不協和音が胸にズーンときました。そこまで期待していなかったのですが思った以上に良かったです。樋口美沙緒さんや砂原糖子さんの切ない痛々しいトーンの作風が好みな方にはドンピシャだと思います。当て馬クズ攻め×健気受けに萌える方にもおすすめ。
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超王道のテンプレものシンデレラ2017年9月10日表紙絵+作家買い。秋山さんの作品の中でもかなり甘々で受けに優しい世界の初心者向けBLです。健気な受けに、スパダリな気高い爵位イケメン攻め。あらすじやエロも予想通りに進む特筆することのないテンプレ女装シンデレラもの。毒のあるハードな展開や秋山さんらしい無理矢理系なエロ、といった個性は本作には見受けられませんでした。作家名確認しななかったら秋山さんって解らないレベル。BL慣れした自分には少し退屈なストーリーでした。
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作家買い失敗!個人的好みで☆12017年9月10日作品自体は悪くないと思います。巫女もの、田舎の因習ファンタジー、オカルト要素といったポイントが好みだったのですが、本当に水原さん?となるくらい水原さんらしさがないというか普通の王道なファンタジーBLでした…。水原さんの描かれる執着攻め、陰なヤンデレっぽさはまったくなくとても健全でピュアなストーリー(褒め言葉ですが個人的には萌えない)、かなり硬めかつ骨太な文体、予測できる王道すぎる内容で読んでダレてくる&疲れるという感想しかありませんでした。個人的に良かったと思える要素が皆無なので☆1ですが、作品単体でみるなら硬派な和風オカルト、純愛系のファンタジー王道BL、攻めが紳士的で陽属性なイケメンと一般的には長所が揃ってるので客観的に判断するなら☆3〜4あたりの内容かなと思います。私には合わなかったのと普段の水原さんの「不穏な展開、病みBL、執着どS攻め」要素に期待してつい作家買いしてしまったことを後悔しました…
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甘さやBL的盛り上がりには欠ける2017年9月10日全体的に硬派で切ない雰囲気。環境に翻弄される受け視点で進む足元のおぼつかない不安感をそそる作品でした。甘さの少ない苦く不穏な作風が好みなので私には合っていましたが、ヤクザ抗争ものとしてはドンパチ的な派手さがなく消化不良で、BLものとしてはエロや恋愛要素が希薄で物足りない、兄弟BLとしては禁忌感に欠けるストーリー…という印象で「濃密なヤクザBLや兄弟BL」を求める人には今ひとつかもしれません。攻めからの愛情や、攻めがいつ受けを好きになったのか…などがよく解りませんでした。ベースの起承転結・文学的な表現・丁寧な受けの心の機微は非常に上手な作家さんなのでこの辺りが好みの人にとってはアタリかなと。個人的には嫌いじゃないので☆4ですが一般的なBL萌えを求める評価としては☆3あたりが妥当かもしれません。
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甘く苦々しいビターチョコのような読後感2017年9月9日個人的には好みの展開、雰囲気でした。家庭不仲の中、孤独感を覚えながらも寂しさに耐え表面的にはクールかつ不遜に過ごす受けと、そんな受けを狙って外内ともに侵食しようとする野生的な教師攻め。受けを取り巻く複雑な環境や、攻めへの恋慕と不審に揺れる健気な心情が切につづられており独特の退廃感と閉塞感を生み出しています。わかりやすい相思相愛や濃厚エロよりも、切なく苦い心の機微、身勝手な攻めに翻弄される孤独受けに萌えを感じるという方にはおすすめです。エロシーンもそれなりにあるのですが、個人的には官能要素はなく、受けの揺れる心理状態や攻めとの危うい立ち位置などのほうに艶っぽさを感じました。理想的な甘苦さのあるBLでした。