親子二代男夫婦の住む家

ネタバレ

2017年10月29日

このレビューはネタバレを含みます▼ うけせめどちらも複雑な家庭事情があるのですが、これせめの事情はなくても良かったんじゃなかったのでは？というのも借金のきっかけになった女性がどういう関係の人物かが明確でないんですよね。彼女の連帯保証人になる両親との関係を思えば幼馴染のお姉さんなのかなーというところなんですが(←ハズレ)せめが盲目的に慕っているという描写しかないので妙に思わせぶりな気がしてせめの苦悩が身に迫らないのです。
反してうけの事情はめっちゃイケてて悶着のあとよりを戻した男夫婦に残された因縁の実子、しかも実父の方に先立たれたからさあ大変でうけはずっと自分を責めて気に病んでます。
この2人がさっさと身体の関係をもちつつおたがいがかけがえのない存在になってゆくさまがほんとステキで、それはちゃんと2人の幸福に友人や家族が不可欠だとわかってるからなんですよね。
読後感がほんとハッピーで、変則3人暮らしまだまだ読みたいなて思います。

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タティさん

(女性/50代) 総レビュー数：244件

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