コートダジュールは甘い恋の香り
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コートダジュールは甘い恋の香り

姫野百合/吉崎ヤスミ

数日間の旅で惹かれ合う2人の話

ネタバレ
2017年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 264ページでした。フランスの避暑地ニースが舞台で、伯爵令嬢のヒロインと、アメリカ人ヒーローが、一緒に数日間の旅をして恋に落ちる話です。
舞台背景からのイメージもあり、表紙そのままの爽やか系のストーリーかな?と私は思います。
 厳格な父親から結婚相手を決められ、嫌々見合いをさせられるヒロインが、その前に、亡き母からの遺言と共に託された香水のルーツをたどろうと、一人で旅に出る所から話が始まります。
箱入りお嬢様なので、結構世間知らずなために引ったくりにあった所をヒーローに助けられて…といった感じで2人の恋が始まるのですが、ヒロインの危機に都合良く現れるヒーローなので、読者には最初のほうでヒーローが何者なのかは大体想像がつきます(笑)。
ヒーローはアメリカ人でTシャツにジーンズ姿のざっくばらんなイケメンです。『アメリカ人は野蛮で不良』と教えられているお嬢様のヒロインは初めて見るジーンズに『悪い人』という思い込みがあり最初はツンデレですが、ヒーローを知るにつれて惹かれていき『身分違いの恋』に悩んだりします。
ヒロインがヒーローをガイドに雇い、香水の産地を訪ねる旅の数日間で、お互いに惹かれ合う話がメインストーリーで、最後に父親との和解やヒーローが実は○○だった!みたいな話でラストはハッピーエンドです。特にこれという事件も無いので緩急が少なく作品として印象が薄いですが、惹かれ合うストーリー展開としては、まあまあ纏まっているかな?と…☆4にしました。TLとしては全然甘さが足りないので私は☆ー1ですが、ラブ描写控え目が好きな方にはいいと思いますよ☆彡

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