プリンセス・リング 皇子と囚われた姫君
」のレビュー

プリンセス・リング 皇子と囚われた姫君

柚原テイル/DUO BRAND.

少年ぽいヒーローと賢い美姫のヒロイン

ネタバレ
2017年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 291ページでした。この作家さんのプリンセスシリーズ?(話は全く別物です)はDUOさんのコミックを含め全部読みましたが…やっぱり今回も『濃い』ですね~!!期待に背かず“激動”の展開がてんこ盛りです(笑)。
 ストーリーは、その美しさで女神と讃えられる王女のヒロインは父王を亡くした為、国のために宰相の息子と結婚式を挙げている所に、突然ヒーローの軍隊が現れて…なんとヒロインをかっ攫っていき、連れ去る馬車の中で純潔まで奪ってしまう所から始まります。始まりからイキナリ濃いシーンです!(笑)。 自国に連れ去ったヒーローはヒロインを籠の鳥のように閉じ込めて囲ってしまうのですが、それには王位継承に絡む陰謀からヒロインを守る為で…、でもヒーローがなにも言わなさすぎなのでヒロインはもちろん反抗して…と話が進んでいきます。ストーリーの中盤になって、やっとヒロインがヒーローって実は不器用??と気付き始めてラブラブになるかと思いきや、侵略や陰謀で戦が始まりラストまで緊迫した感じの内容です。そしてもちろんハッピーエンドです☆彡 
 幼い頃に会った2人の王子様との初恋の話、ヒーローと弟王子の確執、義理母王妃、最後にジャンヌダルクばりに活躍したヒロイン、少年のように母性愛をくすぐるヒーロー等々…、内容ギッシリでお腹いっぱいの作品でした(笑)。TLとしてより、起伏あるストーリーが好みの内容重視派さんにオススメです☆彡
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!