つらなるステラ
」のレビュー

つらなるステラ

高野ひと深

素敵な短編集でした

ネタバレ
2017年12月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙のキラキラお目目に惹かれて表紙買い。表題作「つらなるステラ」のアイドル央司くんでした♪なんでも高野先生のアイドル観と"推し"様を詰め込んだ作品だそうで、なるほど愛が溢れてる!アイドルとそのアイドルグループを脱退して俳優になった元メンバーとの話でしたが、芸能界のキラキラの光と裏の努力の影を絡めた素敵な話でした。
全体的に短編どれも絶妙なところでスパーンと終わってる。でもその切り方が秀逸で、えっここで終わり!?すごいカッコイイー!って感心してしまいました。そしてまた最初に戻ってまた読んで、余韻を楽しむ?感じ。最後まで読みたい!と物足りなく感じる方もいるかも。
Hは絡みのみだったり、直接にはちらっと見えたり見えなかったり。Hがない話も。でも読み応えがあってとっても面白かったです。そして何度も読みたくなる!表題作「つらなるステラ」の描き下ろしの最後は笑ってしまった笑

個人的に調べた語句を。
零れた(こぼれた)
逃げなずむならよる(2#の題名。〜なずむって暮れなずむしか聞いたことなくて。諦めてしまった男が実は諦められなくなっていた話とのこと)
レユニオン・ドラマの場合(3#の題名。レユニオンは同窓会)
掬い上げる(すくいあげる)
つらなるステラ(ステラは星。星が連なる。読むと題名に納得)
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