このレビューはネタバレを含みます▼
なんとなく読んだ作品。
絵は好みではないですが、話はしっかりしてます。
苦しくなるものが多いけど、そのなかにほっこりする部分もあったり。
当然のごとく女性は色んな背景から女郎小屋にいる訳で、壮絶すぎて辛くなるものも多いです。
あの状況のなか、おかしくなってしまう方がある意味普通ではないかと思うので、あのなかで優しく強くいられる主人公はすごいなと思います。
しかし、まさかのお姉さんがああいうパターンだとは。
それまで主人公は片時も姉を忘れず…だったのに対し、姉の方は…というのが対照的で。
いや、まだ本心はわかりませんけども。
追記。
急展開にびっくりして。
若様はなんとなく、あーそうなるよなーと想定内だったのですが(そしてまたチヌに戻るかもしれない気がする)、栄太…まさかチヌが栄太に行くとは予想外でした。
栄太を好きというより、若様のこともあったし、女郎だからこそ、自分を一番に想ってくれる人が好き、大切にしたいって感じなんだろうとは思ったけど。
揺らぐだけで終わるのかな。
若様が戻ってきても揺らがないぐらい栄太に本気になる展開はないだろうなという気がする。
追記
収まるところに収まった。
息子さんにはチヌ要素は全く無く(中身はチヌらしいが)若様に瓜二つ。
どんどん話が進んで、お姉さんはまさかの阿部定状態…でも刺された方も数多の女性を地獄に突き落としてきた訳で…その男性の生い立ちも悲惨すぎて。
まぁお姉さんはあの男性に出会ってからは半分夢現でふわふわの中、生きてたのかもしれない。
後藤田さんは意外と?女中さんと収まるのね。美人どころとじゃないとひっつかないかと思った。
巴姉さんは辛いことに…あの時代、生きて帰ってこれただけで奇跡なのかな。
栄太も負傷、美緒ちゃんは順風満帆。
話はどこまで続いていくのかな。