このレビューはネタバレを含みます▼
平凡とはかけ離れた強い魔力を持っているのに、最後に平凡に生きていく(魔力に頼らず出来る事をやる)という無理やりタイトルに持っていくラストがモヤっとしました。
神の血を継ぐ一族で、多分治癒師として生きてく術もあるのに何もしない、魔力を使わない偽りの平凡な道を選ぶのは宝の持ち腐れではないでしょうか。失われた知識と魔法、共有することは出来なかったのかと。(タイトルがアレになっちゃいますが)
神の血を継ぐ者って設定が、もったいぶってた割にただ強い魔力を持っている理由でしかないのが残念でした。
最初は面白かったのですが、終わり方が広げた風呂敷を畳みきれずに中途半端になってしまった感じがして、モヤモヤ感が残りました。