ゴミ屋敷とトイプードルと私
」のレビュー

ゴミ屋敷とトイプードルと私

池田ユキオ

トイプードル

ネタバレ
2018年1月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルにもあるトイプードルが気になってしまい、結果購入(-_-;)。
ネタバレ等で天に召されたと書いてあるのもありましたが、姉と母親が発見したとき糞尿にまみれつつも息してたので(小さあけど息がちゃんと描いてありました)、最後の姉の復讐時、息子が可愛がっていたトイプードルは間違いなくこのソラちゃんだと安心。


私も『お姉ちゃんでしょ』を散々言われて育ちましたが姉弟を育てる身になり、絶対この言葉だけは使うまいと益々心に誓いました。
この言葉は上も下も不幸にする!

姉も辛い思いをし、妹も思いっきり間違って育ってしまった。
親の育て方が物凄く悪かったんだなと思いました。

続編も読みました。
サヤをはめたのはしおりさんじゃないかな、あの状況で無駄に優しいし。
サヤがパパ活するのを勧めてるし。

しおりさんがこうくんを好きで、サヤが邪魔だったからリッチなおじさま達を引き合わせてこうくんと別れさせたのに、こうくんがすぐに(笑)中山さんに行ったから腹立てて突き落としたのかな?

多分misakiは中山さんだと思うし、カップ麺差し入れしてきたのは初代の明日香かなー?
と思ってみてます。

レビュー追記です。
中山さんの突き落としたのまで想像通りでしたが、このままではあまりにもサヤも憐れですね。
しおりさん含む港区会女達はほんとに最低なので、バチが当たってほしいものです。

中山さんが派遣先を決めるとき候補に電報堂があり、サヤがいることをわかっていたはず。
最初に『仲良くしてくださいね』と言って話しかけてるので、きっと仲良くなったらサプライズで正体をばらし、女子会にも呼んであげようと思ってたと思います。
『貴女のような可哀想な人がいることも知れたし』と言ってることから、きっとサヤの存在は勿論知ってたけど、こんな可哀想な人間だとは知らなかったのでしょう。

サヤがこんな愚かな勘違いをせず、婚約者(多分本当に好きな訳じゃなかったんでしょうね(笑))を、仕事仲間を大事に思い、大切にしていれば。
派遣だからと見下したりさえしていなければ

きっと素敵な旦那様と、セレブなお友だちとキラキラした毎日が続いていたでしょうに。

中山さんが言った『生まれ直さなければ無理よ』といったのは、彼女の生まれ育ちではなく、心もちについてだと思います。『バカは死んでも治らない』よりも、優しい言葉だと思いますよ!
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