血の轍
」のレビュー

血の轍

押見修造

毒親っていうか‥

ネタバレ
2018年1月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんかもう気持ちが悪い。母性じゃなくて異性としてみてないか?毒親と言ったら毒親なんだろうけど、想像していた毒ではなかったです。
母親と息子が気持ち悪いし、その二人の関係に気づいていない父親もなんか問題がありそうでならない。
あの告白した女の子が振り切って別の男の子にいってほしい。絶対違和感感じるよ、逃げて〜!みたいな。
気持ちが悪いと思いながらも二巻まで読んでしまいましたが、もう読めないな。と書きながら「そういえばどういう始めだったっけ?」なんて考えながら最初から読み返したくなる、毒がこの作品にはあります。

追記 2018/01/20
読み返してみて改めて思った点を。
「ママ」の容姿が若いままのような印象を受けた。
写真とか過去の記憶、他の母親に比べてシワもないのがより気味を悪くさせてるような。
あの歳の少年って「ママ」って言うのかなぁ?と何となく疑問。
親からの愛って「無償の愛情」だと思っていたけど、この「ママ」の愛情って「無償」じゃないし、代償というか犠牲を払わないと貰えないってところが何というか‥
あの年頃の少年の自我形成とか、そういうのをことごとく親が壊しているのがスッゲー怖い。
あの少年の将来が不安。全部母親がいないと選ばないというか、母親を笑顔にするための選択をずっとし続けていくのではないかと‥
「ママ」は容姿も若いままの「母親」の皮を被った悪魔?なんて例えが安っぽいけど、なんか母親じゃないよな、あの接し方は‥
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