胸の鼓動
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胸の鼓動

国枝彩香

星4,5。2作目。さらなる続刊欲しい!

2018年1月14日
180ページ、表題作4話(おまけ後日談8p付)+短編2つ、計3作品。

熱浸透率のおまけを読んで、久々にシリーズ再読。
<1耳たぶの理由→2胸の鼓動→3?熱浸透率(おまけショート2本のみ、10年後)>

2作目ですが、たぶんこれ1冊だけでも読めます。
このシリーズはガチの続いた話ではなく、短編の連作形式。
もちろん背景の話は続いてますが、どれも1話読みきりですので読みやすいです。

相変わらずの凸凹な2人。
卒業して就職してるので、前作から時間がたってます。
イケメンもて男、山口くんのワンコっぷりが上がってる(笑)。
石川は相変わらずあほカワイイ意地っ張り。
コントのような2人ですが、テンポが良くて楽しいです。

作者さんが気が向いたらこの2人の話を描いてるみたいで、また描くかもとのこと。
ぜひまたこの2人の話は読みたい!
描いて欲しい~。

ちなみに熱浸透率にこの2人のおまけが入ってました。
1話分もなく数ページが2本のみです。
10年後の2人が見れて良かったです。
(他の作品にも入ってるのかな?)

短編2つも良かったです。
高柳家は本作のような若干コメディ調。
オチが受けた!
もっとこの話が読みたかったですが、1話だけなのが残念。
最後の異邦人はシリアス。
作者さんの独特な味のある作風が好きなので、私は好きでした。
これももっと先の話まで読んでみたかったです。

好きな作者さんなので、おまけの星5。
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