俎上の鯉は二度跳ねる
」のレビュー

俎上の鯉は二度跳ねる

水城せとな

凄いの読んじゃったなぁ

ネタバレ
2018年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 窮鼠はチーズの夢を見るの続巻。以下語ります・・・ゲイ×ノンケをここまで描き切った漫画は初めて読みました。ノンケの先輩は悩み苦しみ考え抜いて、腹くくりましたね。腹くくった先輩はかっこよくなったと思います。一方のゲイの今ヶ瀬は先輩に近づく程に、その執着恋に苦しんでた印象です。そりゃそうだよね、先輩が不可欠になればなるほど、不安も募るってもんだ。ましてノンケだし、狂いそうだろう。ラストは、やっとスタートラインにたどり着いた所じゃないかと思いました。ただし、先輩は恋を超えて愛になってた印象です。ノンケ愛とゲイ執着恋とでリスタートです。これでほぼ同等なんじゃないでしょうか。この先もずっと今ヶ瀬の不安を消し続けるのは、先輩が与える安心感しかないでしょう。今の先輩なら大丈夫!・・・と思いたい!!!!それにしても、読んでる間ずっと胸が苦しかった。ラストの先輩のモノローグのところは泣けてしまいました。余韻もすごい。よくこんな漫画描けるなぁ。あとがき含め、作者さんに拍手を送りたい。
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