ファインダーの檻 ~ファインダーの標的シリーズ(2)
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ファインダーの檻 ~ファインダーの標的シリーズ(2)

やまねあやの

シリーズ2巻 麻見×飛龍 がメイン

ネタバレ
2018年1月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ この巻までが序章的な扱いなのかな。本編は1話のみ。長い番外編は 麻見×飛龍 の過去編で秋仁の出番無し。短編は恋するシリーズ第2話。

麻見×秋仁の話は、刑事に丸め込まれた秋仁がよせばいいのに麻見の経営するクラブ シオンに潜入し、案の定麻見に捕まり食われてしまうだけ(笑)ここで「お前はオレのものだということをよく憶えておけ」とオレ様な独占欲発言〜。秋仁のネクタイを締めてあげるダダ漏れのチラ見せがいい〜!

刑事にも利用され助けてくれた麻見にも好きにされ、秋仁のチョロさがねぇ。危なっかしい男よね。麻見が構いたくなるのってこの辺なのかしら?


麻見×飛龍の話は、なるほど7年前にそんな事が。麻見は28歳?既に怪物だったとは。

危い組織でも家族間でも飛龍の立ち位置は微妙で、燻っているところに麻見と出逢い自分を認めてもらえ温かみを知るのねぇ。義父からの愛情を求めていたから、そりゃ麻見に惹かれちゃうよね。麻見的にはビジネスなんだろうから罪な男だ。

白蛇のトップに立った飛龍は、麻見と比べるとヒヨッコさがあるのよね。その脆さが飛龍の魅力なんだけど。陶にだけは笑顔を見せる飛龍。可愛い陶が成長して飛龍を支えるワンコになって欲しいところ。お酒に弱い飛龍はまた見たいなぁ。

こんな過去があっての1巻で麻見に銃を向けた時のあの表情なのよね〜いよいよ次巻からネイキッド・トゥルース〈日本編〉突入です。

そして短編の恋するシリーズはやはり目が離せない。お父さんカップルがいい味を出してる〜飛龍の話がシリアスだったから、クスッと笑えるこのシリーズを読むとホッとします。
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