ファインダーの隻翼 ~ファインダーの標的シリーズ(3)
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ファインダーの隻翼 ~ファインダーの標的シリーズ(3)

やまねあやの

シリーズ3巻 奈落への道〜

ネタバレ
2018年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ この巻の表紙が好きです。片翼が消えかかっている秋仁が麻見にしがみついているカット。秋仁ピンチのこの巻を美しく表現されていて感動〜。

この巻から長編ネイキッド・トゥルース開始です。ここでは〈日本編〉麻見×秋仁を拝めるけどチト辛い展開。

敵の張を探す飛龍の麻見を誘き出す手段に使われた秋仁。「オレと奈落の底までご一緒願おうか」とまで麻見に吐かせた危機的な状況に。

麻見と飛龍に翻弄されながら、秋仁なりの正義感で行動した結果、麻見は撃たれ秋仁は香港に連れ去られてしまう。1巻での麻見の、また深い闇に落ちるかもしれないぞ、との忠告も早々に虚しい物に。

せっかく「オレの可愛い秋仁…」なんて甘いセリフを貰えて麻見に溺れていくとこ面白かったのに(涙)麻見って絶対好きとか愛してるなんて言葉にしなそうだからコレってすごい言葉よね。香港編の前にもっとラブラブを見ておきたかったぁ。

血生臭い展開はクドさもグロさもなく読みやすいのは助かる。秋仁を陵 辱しなければ気が済まない飛龍の嫉妬も困ったもんだ。どうしてここのボス達は陵 辱ばかりなんでしょ。怒りに満ちた麻見の表情怖かった〜!

遂に次巻は〈香港編〉で秋仁には更なるピンチが…。前巻での麻見曰く奈落への展開。秋仁頑張れ〜!

殺伐とした本編とはガラリと雰囲気を変えた短編「ラブサプライズ」。癒される(笑)これは作者さんからのお年玉よね。元日早々酔っ払って麻見にイタ電する秋仁と、居酒屋まで秋仁を迎えに来る麻見。これが愛じゃなきゃなんなのさ。秋仁の酔いが覚めてみれば、やっぱりあんな年明け(笑)ご馳走様でございます。

恋するシリーズは、お父さん達の大学時代に。二人とも超イケメン( *´艸`)愛してるなんて言って別れてたのね〜息子達カップルの進展も気になる。
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