ファインダーの渇望 ~ファインダーの標的シリーズ(7)【初回限定小冊子付版】
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ファインダーの渇望 ~ファインダーの標的シリーズ(7)【初回限定小冊子付版】

やまねあやの

シリーズ7巻 本編も短編も小冊子も充実〜

ネタバレ
2018年1月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新長編「プレイ イン アビス 〜奈落で祈りを」の開始です。他短編三話あり。

秋仁は麻見との同居生活も仕事もノリノリ絶好調!前巻登場した御手洗と秋仁の二人は衆議院議員 神山とタレント まゆの不倫現場スクープに成功する。が、この事で秋仁達身辺が不穏になりまゆは行方不明に。

どうやら麻見は国外禁輸品を海外に流している様子。そこに目をつけた神山は麻見オーナーの要人相手のクラブ ドラセナの店長 須藤をそそのかし、麻見の禁輸品を横取りしている。まゆはこの店でバイトしていた。

一方で神山は別件で億単位の公金横領疑惑があり、麻見の旧友?地検検事の黒田が神山の内偵捜査を名目に、裏では麻見の為に禁輸品の行方を追っている。麻見は須藤の禁輸品横領を知りながら彼を泳がせていた。そのタイミングでのスクープに麻見はその情報源を怪しむ。

不穏展開の中、同居生活は麻見の前髪や狭いベッドの二人や出前とかムフフ♪なプライベートを覗き見出来て嬉しい〜。麻見の秋仁呼びもスッカリ自然だし( *´艸`)

秋仁は麻見の交友関係を知り自分との格差を感じたり、黒田や須藤や坂崎から侮辱された事で麻見の気持ちに不安を抱いたりと感傷的で切ない。黒田の隆一呼びはイヤ。

当の麻見は香港で秋仁が人として成長した事を見守っている様な寛容さが。同時に独占欲が更に強くなり「俺を裏切ったら追い詰める その果てが奈落の底でも…」「俺の手の中から外れたら許さない」このオレ様ぶり(笑)一言好きだでいいのにねぇ(笑)

拗ねていた秋仁は麻見のそばにいたい、オレだって役に立ちたい、と正直な心に気付く。自分が原因でまゆが行方不明だし、情報源が欲しい麻見の為に初めて彼に力を貸す事を決めた秋仁。

そして御手洗にリークしたのはアノ坂崎だった。前巻の件も高羽ちゃん呼びもホントに嫌〜!仲の良い須藤を売る汚い相手に、いくら麻見とまゆの為とはいえあんな挑発に乗るなんて秋仁の馬鹿者!「お前に手を出す奴は八つ裂きにする。よく考えて行動しろ」と言われたばかりなのにねぇ。映像まで残すなんて怖い坂崎。売 春クラブの情報を掴んだところで次巻へ。

夏の短編二話はどちらも花火と麻見の大砲が同時にド〜ンドド〜ンた〜ま〜や〜な展開(笑)やまねさん最高!!

最後の短編はヤバッ。レアなアダルト麻見が、オチはプッ!

「小冊子」誰一人として会社員には見えない(笑)部長でもチョロい秋仁(笑)
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