ニコラオスの嘲笑
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ニコラオスの嘲笑

郷田マモラ/長岡敦子

ベタすぎる・・・

2018年1月27日
「モリノアサガオ」が素晴らしかったので、同じ作者が「冤罪」を描いた作品に対して期待しすぎてしまったのかもしれませんが・・・
とても同じ作者の作ったお話とは思えないお粗末さ。
まず「東大出身の無能なボンボン」や「権力をふりかざして弱いもの苛めをはかる学閥」はじめ登場人物がステレオタイプなダメ人間すぎ。漫画ですからベタな人物を記号として使って何かを表現するというのはもちろんアリだと思いますが、これは「こういうキャラとセリフを並べておけば読者が喜ぶだろう」とたかをくくっているのではないかと感じるほどいい加減で人物描写も何もあったもんじゃない。
ストーリーも何を言いたいのかさっぱり。真犯人の犯行に至るまでの苦悩やら犯行後の葛藤などがもっときちんと描けていればまた話は別なんでしょうが・・・
現状ではあまりにペラペラすぎ。今後お話に厚みが出てくることを祈ります。
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