このレビューはネタバレを含みます▼
半額だったので。作者さん買いです。よくアンソロジーの「ファッションエス」シリーズで見かけてて作風は分かっていたけど病んでるのは苦手で…しかも実兄弟！でも半額だし今しかないと読んでみたら意外にも？良かったです！両親が海外で兄弟2人暮らしだから家族感があまりないのがよかった。
執着で共依存で病んでて、作品から負のオーラが押し寄せてきます。でもお互いの「俺必要とされてるんだ」の優越感充実感がまたねじれてて強固な絆で結ばれていて読み応えありました。
Hは白抜きでたまに構図が崩れてる時もあるんだけど、顔の表情と擬音でそれを物ともしない勢いがすごい。まぁとにかくやりつくしてます。
短編は金髪外国人ものと飛び降り願望高校生ものは、割と明るく軽く読めました。
「ハッピードリームマン」のネタバレのような解釈を書くと、最初の出会いはユメがヒメの家に勝手に入った時。ヒメは薬飲んでたから夢と解釈。ヒメは戸締りしてない&薬常用だからユメは何度か侵入していた。その後ユメは真実がバレたかと警戒したが、自分自身を求められていると知って…みたいなことだと思ったのですがどうでしょうか。
メリーバッドエンドと書いてた方がいらして、調べたら周囲からはバッドエンドだけど、当人達はハッピーエンド(逆も然り)だそうで、なるほど〜勉強になりました。
カバー下のおまけが案外ほのぼのとしてて面白かったです。全体的に病んでるんで、大丈夫な方に。
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