いとこ同士





2018年1月30日
まるまる1冊表題作。いとこ同士の話。出てくる大人(特に女性)がみんなクズですね。男に走って壮真を捨て、金づるになりそうだとなるとまた近づいてくる母親。その母親が気に入らないからと壮真に辛く当たる伯母。そして伯母にご注進する女中。病気がちで孤独な少年だった朔矢が壮真に執着するのも無理ない環境と言えるかも。最後は伯父が手を差し伸べる(条件付きながら)わけですが、伯父にとっては弟の忘れ形見である壮真もかわいい甥であったのかな?評価は★3くらいかなと思ったのですが、トータル評価が低いので平均上げと壮真の健気さに免じて4つにしました。

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レインテル さん
(女性/30代) 総レビュー数:70件