花咲き道理
」のレビュー

花咲き道理

夏糖

☆表題作のみ!目を惹く花は彼そのもの

ネタバレ
2018年1月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ すごく読みごたえがあって、なんだか不思議な作品でした。最初に出てくる、人のオーラが見える幹。彼と、乙女花のようなオーラの持ち主・ちー先輩との恋のお話と思いきや、幹には相思相愛の彼女が。いい感じなのに、別れるのか?と思っていたけど、幹は全体を通して伝えてくれる役割みたいな立場でした。ちー先輩の恋を中心に、それぞれの視点でお話が進みます。あっさりした絵柄ですが、それぞれのキャラや心の動きがしっかり練られているので、お話に引き込まれました。劇団が舞台になっていて、そのセリフと実際の背景とが時折シンクロして、なんだかドキッとします。Hはありますが、チラッとある程度。BL的な萌え度はあまり感じられませんでしたが、なんだかじんわりくるお話でした。それぞれのタイトルも秀逸です!

「花咲き道理」
人のオーラ的なものが見える幹。同じ劇団のちー先輩のオーラが気になって…。

「雨咲き道里」
季節は冬へ。変わらずちー先輩のオーラが気になる中、日野の想いを知ることになる幹。

「蓄光通り」前後編
5年前、ちーが劇団に入った頃のお話。リーダーに想いを募らせて…。

「雲間どうり」
日野の想い。…ちーやんの笑顔が見たいのに。

「ひかりのとおり」前中後編
オーラが不安定なちー先輩。そんなちーやんに日野は…。

「その後の2人。」描き下ろし1ページ
甘い二人。
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