ドント・ルックバック
」のレビュー

ドント・ルックバック

ジョシュ・ラニヨン/冬斗亜紀/藤たまき

星4,5。犯罪ミステリ+海外メンズラブ。

2018年1月31日
(小説、読みきりb)

以前この出版社(レーベル)さんの狼(オメガ)シリーズやヘルオアハイウォーターを読んだけどどれもガッツリ読み応えがありました。
日本のファンタジーBLと違い、海外(米国?)を舞台にした非常に現実感のある背景ストーリーとメンズの恋愛。

本作は犯罪事件を主体にしてますが、こちらも読み応えありました。

犯罪に巻き込まれた記憶のない主人公。
ミステリが中心に話が進んでいく。
記憶がないため好きだった人も友人もわからない。

後半でやっと恋愛の展開がありますが、前半は事件に対する前置きが長いため、もともとミステリや小説が好きな方にオススメします。

よくあるBLラブラブメインの話を期待する方には向かないかも。
ベースがミステリで背景に恋愛(メンズ)がちょこっと、ていう感じです。

事件の話がしっかりしていて読み応えがあり面白かったですが、ラストが残念、物足りない。
事件のその後の結末、主人公たちの将来(仕事・恋愛)の話など、その先の話まで知りたかったです。
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