「勿体ない」の意味がわかりました。





2018年2月7日
他レビューで多かった「勿体ない」を理解しました。画力の高さと設定が、たしかに勿体ない。登場人物たちのキャラもいいのに(とくに表題作の二人が好きです。蘇芳カッコいい。軍服ロングコートにやられました)。この頁数だとどうしてもエロ重視モノに思えてしまう。長編作品にしてストーリーを充実させるポテンシャルは十分あると思うし、この短さでもそれなりに面白かっただけに勿体ない。もっと、巽の接触恐怖症を掘り下げたり、蘇芳のバックボーンを描いたりしてくれると、かなりの良作になる気がする。長編で読みたかった…。ちなみに、世界観や設定は、前作『愛は世界を~』の立ち読み分で、ある程度理解しました(全部読んだらもっと深い設定がわかるのかもしれませんが、前作CPにそれほど惹かれなかったもので…未読)。同性同士で子は成せない点、突然変異やらのある種の進化を待つのではなく研究で四苦八苦している点がオメガバース世界との大きな違いですかね。設定に対するツッコミどころは多々あるものの、それも長編だったならば…以下略。

いいねしたユーザ1人
-
haru さん
(女性/40代) 総レビュー数:261件