累る-kasaneru-
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累る-kasaneru-

凪良ゆう/笠井あゆみ

読後立ち直れませんでした

ネタバレ
2018年2月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 重ためのあらすじとレビューに覚悟を決めて読み始めましたが、想像以上に重く暗い作品でした。前世での生き様が壮絶すぎた上に残酷で衝撃的な描写もあり、読後4日程引きずってしまいました。前世での罪の記憶に加えて現世でも「秘密」を抱え、奏人はさぞ苦しかったろうと思います。BLでこんなに泣いたのは初めてです。奏人にオワタリさまの最期の言葉を伝えるシーンでは、ただただ泣きました。オワタリさまの想いが奏人にそして四郎に届いて本当によかった。オワタリさまの話す関西訛りの柔らかいイントネーションが、哀しく切ない世界観と融合し、辛い中にも少しだけ救いがあったように思います。凪良さんの中では一番好きな作品ですが再読はできないと思います。でもこの作品を読めてよかったです。
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