このレビューはネタバレを含みます▼
円城寺さんの作品は、ほとんど読んでいるし
どれも、しっかりした愛を感じるからドキドキ出来て好きなのに
何故こんなに気持ちが落ちてきているのか考えると、
色々と中途半端に思えるからかもしれない。
医師として尊敬できるから一途に想ってきたはずの先生が
今、抱えてる患者よりも、亡くしてしまった元カノに囚われすぎて
主人公・七瀬に、留学してください!と言わせてしまうサマにガッカリ。
どんな状況でも、七瀬が憧れ続けた先生の原型は崩してほしくなかった。
その辺のエピソードはシリアスに描かれてたのに
そこからの展開が、雑に感じるような
丁寧さに欠けるコメディー描写で逃げた感が否めない。
これまでの作品と比べてしまうからか、恋愛部分も凄く中途半端。適当に感じます。