涙雨とセレナーデ
」のレビュー

涙雨とセレナーデ

河内遙

孝章様…素敵すぎる

ネタバレ
2018年2月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単なるタイムスリップ恋愛物ではなく、入れ替わり、謎の数々、サスペンス要素も絡んで全く予想がつかない展開で惹き込まれます。
新刊出るのが遅いんですが、出ると即買いするくらい展開が気になる作品。

明治のレトロでノスタルジックな世界観、様々な身分や境遇で生きる登場人物たちの暮らしぶりが丁寧に描写されていて、その時代に思いを馳せながら気持ちだけタイムスリップして読んでます。

そのぶん、陽菜の切ない恋心が加速していく様子がリアルに共感出来てしまい堪らなく切ないです…。
この世界での自分の存在や在り方を弁えていて、必死で気持ちを封じようとする姿がもどかしい、泣ける!
どうにか2人一緒に幸せになって欲しい!!これ以上切ない仕打ちに(自分が)耐えられるか?これからの展開が楽しみなようで正直心配です…。

とにかく孝章様が素敵です。紳士で上品、涼しげな眼差しで奥ゆかしく、物静かそうな雰囲気から漏れ伝わる熱い想いにもうキュンとします。
恋愛パートには絡んでないけど、ぶっきらぼうなのに面倒見が良い菊之進も魅力的で好きです。5巻迄読了しましたが、まだまだ謎だらけで先は長そうです。
いいねしたユーザ11人
レビューをシェアしよう!