このレビューはネタバレを含みます▼
芸能事務所社長 α 木崎 × 新人モデルで大学生 Ω 雫。
街で発情し木崎に助けられた際雫は運命の番を感じ、彼を探しあて再会を果たす。会ってみたら運命の番では無い事がわかるが、運良く彼の事務所のタレントになれ恋心を温めながら邁進する。
気持ちを伝えるも木崎には応えられない訳があって。運命の番ではないけど、その後も何度も窮地を助けられるって運命的よね( *´艸`)振られても諦めない雫の一途な愛情が嬉しそうだった木崎を見られて満足。木崎の過去の傷も雫と癒していけそう。木崎は一貫して優しい紳士で素敵だった。
Ωの仄暗さのない雫が一途に努力する姿は健気でとても可愛くて、チョロくて心配になるけど…。好きなるとすぐ押し倒すBLも割と多いので、振られてもめげないパワーは新鮮さがあって応援出来ました〜。
他のオメガバース作品とは違ってαやβも緊急用のΩ用抑制剤の注射器を携帯している設定は良かった。オメガバースは好きなんだけど、Ωの発情にヒートした者と望まない行為のあのドロドロ感は好きじゃないので。周囲からも防衛策が取れるのは画期的だなぁと。オメガバース色が薄い分爽やかな雰囲気なので、あのドロドロ感が苦手な方でも読みやすいかも。
二人のその後も業界初のΩ主演の映画も田島さんと敬多カップルも気になる事が多いので、続編読みたいです〜。