1限めはやる気の民法
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1限めはやる気の民法

よしながふみ

1巻のほうがよかった

2018年3月4日
リブレキャンペーンで読んでみました。

名門大学らしい金持ち君たちの庶民感覚と違うノリとか、
法学部らしい民法や刑法などの事例が飛ぶ会話とか、
藤堂や、女友達の寺田に起こる事件とか、
他のBLにはないストーリーが展開されて面白かったです。

大学時代の描写が実際にありそうな感じなんですよね。
リアルの固有名詞がバンバン出てくるのは、逆にウソっぽく思えちゃうんですが。笑。

主人公・田宮の男を好きと認めたくないけど、やっぱり・・・
という心情変化も自然でした。

大学卒業7年後、くっついた2人のその後を描く2巻は、
なんかエロばかりになって個人的にはイマイチ。
2巻の方が甘々なので、一般的には2巻の方がウケると思うのですが、
ストーリーの幅が狭まりました。

2巻は、最後に収録されている、藤堂弟の高校時代から今を追ったお話が、
甘い話ではないですが、読ませる部分があり良かったです。
1巻239ページ、2巻227ページ。
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