ロング・ゲイン ~君へと続く道~ コーダシリーズ(1)
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ロング・ゲイン ~君へと続く道~ コーダシリーズ(1)

マリー・セクストン/一瀬麻利/RURU

スピンオフ有り。リアリティの高いMM小説。

2018年3月8日
(小説、1冊読みきりb)

海外の小説を翻訳したモノクローム文庫にはまっています。
いまのところ、どれも読み応えのあるお話ばかり。

本作はアメリカを舞台にしたゲイの話。
キリスト教圏のためか周囲の軋轢が日本より高く、その偏見や葛藤をのりこえていくところがすごくリアルで、現実にありそうなストーリーでした。

相手が男はありえあいと拒否るストレート。
2人の進展が日本のBLと違ってファンタジーじゃないのが興味深い。
相手の態度がひどくても悲劇のヒロインよろしく切なさで盛り上がるのではなく、欲望もしっかりあってめげない。
ほっこりするエンドで読みやすかったです。

本作のスピンオフが、恋人までのA to Z。
同じくコロラドを舞台にしていて、本作の2人も登場しているらしいです。
こちらも読んでみたい。
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