このレビューはネタバレを含みます▼
母さん好きそう…と反抗期息子の勧めで読み始めたら、わたしの方がはまってるような(笑)親子で楽しめます。
文明再興と人類救済のテーマとパワフルで躍動感ある展開、台詞選びとシンプルなキャラ設定が読みやすくとても気に入っています。強引な展開も科学の階段を駆け抜けていく達成感と爽快感がとても楽しい〜。
話は、ある日突如として人類が石化して。超人的な精神力で3,700年も生き延び、石化が解けた高校生二人 千空と大樹。二人の抜群の頭脳と体力を使い、ゼロの世界から文明を作り上げていく。
最初に蘇らせたのは霊長類最強の男子高校生 司 と大樹の告白の最中に石化に遭った相手 杠。ところが全ての人を助けたい千空に対し、選民したい司。最大の敵を一番最初に蘇らせてしまいバトルが始まる。
鉄の生成に成功してまさかのアレを優先するとは!勝手に武器をイメージしていたので感心するばかり。面白い!千空は知識オタクに留まらず、仮説と検証を繰り返すんです。そこがもう立派な科学者なのでたまらない。応援するしかない(笑)
大物発明だけではなく先を考慮して石鹸や眼鏡など生活必需品を発明していく展開にも感動があり料理の科学にも触れ、化学から科学を見せて貰える期待に目が離せないです。