君によりにし
」のレビュー

君によりにし

木下けい子

2作品の短編集です

2018年3月11日
表題作は教授の息子と助手の話。教授の葬儀で初めて会い、二人の関係がスタートします。教授に片想いしていた助手がその息子の声に亡き人の面影を重ね、それに気づいた息子は自分が身代わりであることに嫉妬するというパターン。意外とあっさり関係を結ぶところは、短編だから? 国文学の助手という背景なので、しっとりした雰囲気が漂っています。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!