このレビューはネタバレを含みます▼
子どもの頃は世界の中心が親で、親が間違っていても従うしかない。生まれを選べないことは辛い。
新興宗教の信者の子どもたちはどんな気持ちなのか気になっていたので読めて良かったです。
悲しみがありながらも淡々と進んでいくのがとてもリアルで、実際に経験していた時期よりその頃を思い出す現在の方が辛いんだろうなぁと感じました。
私も宗教も含めて親に人生をぐしゃぐしゃにされたので20歳過ぎてから不安に駆られるのには共感です。
自分の意思で立って今を生きられるということを大切にしていくしかないのかなと自分のことを省みるきっかけとなりました。