流石のいくえみ先生





2018年3月30日
はい、またまた来ました!長編の名作「潔く、柔く」同様、複雑な人間関係を最高にテンポよく描くいくえみ綾ワールド。
主人公、中学生のれもんが、父がかつて捨てた家族(つまり父の前妻とれもんにとって異母姉妹)に引き取られたところから始めるお話。そして、この父がキーパーソンとして、繋がっていきます。
こう聞くと不幸な設定、複雑な人間関係と思いがちだけど、お涙頂戴的なことはなく、終始お見事なリズム感の会話とストーリー展開で、どんどん読めちゃいます。この軽やかさ、表情や目線といった細部の描き方は本当にお上手。登場人物みんな事情があり、みんな悲しみを抱えながら笑ってる。だから、この人やだなと思うこともなく読めます。がっつり悪役がいないとつまらん、という意見もいるだろうけど、こんな人を優しく描く漫画が読後しんどくなくていいなあ。
主人公、中学生のれもんが、父がかつて捨てた家族(つまり父の前妻とれもんにとって異母姉妹)に引き取られたところから始めるお話。そして、この父がキーパーソンとして、繋がっていきます。
こう聞くと不幸な設定、複雑な人間関係と思いがちだけど、お涙頂戴的なことはなく、終始お見事なリズム感の会話とストーリー展開で、どんどん読めちゃいます。この軽やかさ、表情や目線といった細部の描き方は本当にお上手。登場人物みんな事情があり、みんな悲しみを抱えながら笑ってる。だから、この人やだなと思うこともなく読めます。がっつり悪役がいないとつまらん、という意見もいるだろうけど、こんな人を優しく描く漫画が読後しんどくなくていいなあ。

いいねしたユーザ2人