凪のお暇
」のレビュー

凪のお暇

コナリミサト

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ネタバレ
2018年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ こういう系の主人公は処女だったり、そういう行為がかなりご無沙汰だったりしますが、凪は人並みに性欲というかそういう系の欲がちゃんとあって(もちろん拒む時は拒む)そこがリアルで良いです。
モラハラスレスレというか色々アウトな慎二、天然たらしメンヘラ製造機のゴンなど凪をとりまく強烈なキャラ達の中、一番の強敵(?)は凪の母親のような気がします。どのキャラも『こんな人いるいる!』と思えますが、それが肉親となるとキツさ倍増。凪のある種の劣等感や空気を読みすぎる性格が形成されたキッカケは間違いなくこの母親です。でも、もしかしたら彼女も凪くらいの年齢または凪が生まれる前は今のようなキツイ性格ではなく、どちらかというと凪寄りな性格だったのでは?そして彼女も、天パを真っ直ぐに伸ばしてセットしているのかも…?という淡い期待を持っています(笑)
個人的に慎二はまだ好きにはなれませんが、過去の話を読んで慎二があのような性格になるまでのきっかけや環境を知ってしまうと、嫌いにもなれず切ないです。実は凪よりもずっと小心者。だからといってこの先改心して凪と幸せになれるかといえば、正直微妙かも…。
ゴンは悪意のないタラシ男。凪が今までしてもらえなかった事を言葉や行動でガンガン伝えてきますが、それは凪だけにではないという事実が彼女を混乱させます。
個人的に好きなキャラは同じアパートに住む映画好きなおばさま!慎二とのシーンが面白かったです。あんなホームシアター、憧れます。
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