ライチ☆光クラブ
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ライチ☆光クラブ

古屋兎丸

カノンとライチ

ネタバレ
2018年4月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ カノンの優しい純粋な心が、機械の作られたライチに心を宿しやがて2人は恋に落ち、そして離れ離れになる。異色恋愛がとても良かった。悲しくも美しい終わり方。
そして主人公のゼラ。独特な考え方で独裁的に皆を支配していく。と同時に顔が知的で美しい。
リーダーのタミヤは洗脳されるけど少しずつ自分を取り戻し最後の最後で亡くなる。
ジャイボは官能的に綺麗で妖艶。元々変わり者故に屈折した愛情を示すけど報われず心苦しくなる。

成長=汚い、大人=汚い、美しい=少年少女、成長は止まらずに進むわけだけど確かに幼少期の自分も大人は汚いと思ってしまった時期もあったし、大人になった今でさえそう思うことがある。だからこそ、カノンの純粋に機械を愛する気持ち、怪我をした人を懸命に助ける心、ライチを1人置いておけない、ライチなら助けてくれる信じる心が美しく思えるのかも。

人の美しいところはカノンのような人なのかなって考えさせられました。

ただし、内容はグロイシーンあるし、BL要素も含みます。苦手な人は本当に苦手だと思うので心して見てほしい。
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